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作出 日本 河本バラ園
花色 紫の濃淡
花型 中小輪/ロゼット咲き/四季咲き
香質 中香
樹形 高さ1.2~1.3mの木立性・直立性
紫色が開花段階・咲く季節によって変化する房咲き小中輪花。濃い紫色から開花し、すぐ赤紫色となって、次第に灰紫色に。色が変わりかけた花も含め白色やしべの黄色も見せながら、房咲きになって咲き混じる。秋花は灰紫色味が強い。葉は濃緑色。樹はまっすぐ伸びる木立性で、高さ1.2~1.3m。花名は「シャルルマーニュ伝説」と呼ばれる中世騎士物語の勇者の名。ヘンデルの同名オペラがあり、アリア『私を泣かせてください(涙の流れるままに)Lascia ch’io pianga』は、TVなどでもしばしば流される。2020年秋発表。
一つの花は濃紫→赤紫→紫→灰紫と紫色をベースとして色が変わっていく。季節による変化も。小さめの花ながら咲き始めの花、満開の花、咲き進んだ花が房の中や株に咲き混じって表すグラデーションは、バロック音楽の通奏低音の上に奏でられる繊細な調べのよう。
「ニュアンスカラー」と言えば一言で済むが、何色とも表現できない花色。西洋のバラがはっきりとした色であるのに対し、花色がときの移ろいともに変化して、それらの花すべてが愛おしく思えるのは、日本のバラ、河本純子氏のバラならでは。
7号角深鉢に丘の上のつるばらやオリジナル培養土を使用して丁寧に植え付けしております。